古新聞古雑誌を古紙回収(資源リサイクル)に出すとき、たいていひもで結ぶと思うのですが、何冊もの束をひもでしっかり縛るという作業はなかなか難しいんですよね。
そんな時、キャンドゥの新聞しばりを使うと、手で結ぶより力がいらず緩んだり弛むことなく簡単にひもを結束することができるのです。
お年寄りや女性、とくにアカギレなどで手荒れしていてひもを結ぶとき指が痛いという方、または一度にたくさん縛りたいときなどに役に立つのではないでしょうか。
100均キャンドゥのリサイクル新聞しばりの使い方
まず、この商品がどんな形をしているかというと、大きめのカッターナイフのような黄色い持ち手に太い釣り針のようなフックがついています。
使い方は、
① 新聞紙などの束をいつものようにひもで十字に縛り、最後に結ぶときに、ひもの両端を合わせて持ち、合わせた2本のひもをこの道具のフックで引っ掛け、軽く手前に引っ張りながらクルクル回してねじります。
② ひもをねじり続け、ねじれの先端にかたまりができはじめた時点で、引っ張らずに円を描くように回すと結束状態ができるので、本品をはずして余ったひもをカットして完成、というものです。
この使い方はなかなか端的には伝えにくいので、商品パッケージ裏の図入り説明を読めばもっと細かく理解できると思います。
商品の説明には書いてなかったのですが、この仕組みを調べると、「ひもの復元力とひも同士のねじれ現象で硬い結束状態ができる」とのことです。
100均キャンドゥのリサイクル新聞しばりを使ってみた感想
実際にやってみました。引っ掛けた金属のフックだけがクルクル回り、意外とあっさり簡単にひもをねじり上げることができ、ひも全体が弛むことなくギュッとなりました。
商品のパッケージにあるようにきれいな渦巻きのかたまりにはなりませんでしたが。商品パッケージ裏の「使用上のご注意」にあるように、「本品は新聞紙・雑誌を完全に固定するものではありませんので、ひもを持って新聞紙・雑誌を持ち上げないでください。
ひもが解けてしまうことがあります。」となっています。私は「結束」というとガッチリしているイメージがあったのですが、まあ「仮止め」くらいのものでしょうか。
古新聞古雑誌を縛ってから、ひもを持って運んでいる途中で緩んでしまってやり直し、という方も多いと思いますが、この商品を使えばそうはならない、というわけではないので要注意ですね。
何度かやってみたのですが、ためしにひもを持ち上げてみると、しっかりねじり上げていてもするすると解けてしまったり、意外とガッチリして持ち運べそうなときもありました。
全体の重さやひもの種類とかにもよるでしょうし、解けないようにするコツがあるかもしれません。
使用できるひもは、「太さ3mm以下のビニールひも・紙ひも」となっています。ためしに麻ひもでやってみたところ、ねじっている途中で切れてしまいました。けっこうな張力がかかるということですね。
100均キャンドゥの新聞しばりのまとめ
この「リサイクル新聞しばり」は、ウォーターライトG.E.(株)というメーカーの商品で、100均の店ならどこでも買えるそうですが、私の家の近くではダイソーにはなくキャンドゥで買いました。
またホームセンターなどで別メーカーの「ひもくるりん」という商品が500円くらいで売っていますが、だいたい同じで違うのはひもを切るカッターが付いていることくらいです。カッター付きはたしかにより便利ですね。
この「リサイクル新聞しばり」は初めのうちは思ったようにしっかりできないかもしれませんが、コツをつかんで慣れれば、力を入れずにギュッと縛り上げることができて、作業は楽になると思います。
「ひもを持ち上げてはいけない」ということに気を付けて古紙回収に出したものの、回収業者の人がひもを持ち上げてしまわないか心配ではあります。