少し前のブームから定着しつつあるスキレット。サイズ感のかわいさとそのままオーブンにも入れられる利便性から、買ってみて色々な料理にチャレンジした方も多いのではないでしょうか。
そんなスキレットが好きな方も、そうでない料理好きな方も、実は便利な鉄のフライパンを紹介いたします。面倒なイメージは、実は最初だけです。
ニトリの鉄製フライパンはお手頃価格で大人気
特に人気が爆発したのが、ニトリで売られているスキレット。通称ニトスキです。スキレットは鉄製であることが多いので、実は普通のフライパンに比べると若干割高になってしまいます。
でもお手頃価格のニトリなら、15cmのサイズが500円ほどで買えます。500円ならば一度買ってみようかなという感じになりますね。
もちろん、普通のフライパンでも同じです。鉄のフライパンの価格はだいたい、安くても2000円以上、高いものだと6000円を超えるものもあります。でもニトリなら、925円で買えてしまいます。3桁の価格ならば買いやすいですね。
テフロン加工より優れているところ
フライパンを買い替える時期は悩みますね。私の場合、5年間で3回も買い換えました。ほぼ毎日料理をするので、加工が剥がれて食材がくっついて離れなくなったら買い替えていました。商品によっては加工が取れると変なニオイがするフライパンもありました。
テフロン加工の場合、買ったばかりの頃が商品の使いやすさとしてのピークかなと思います。しかし鉄のフライパンの場合、使っていけばいくほど油がなじんできます。買ったばかりよりも使い込んでからの方がより扱いやすくなるのが、鉄のフライパンの最大の特徴です。
鉄製フライパンの使い方
店頭に並んでいる鉄のフライパンが錆びないのはなぜでしょう。実は表面にさび止めの加工がされているからなのです。買ってきたらまず、このさび止めを取って油を慣らします。少し面倒ですが、これさえやると長くフライパンが使えますよ。
・フライパンをコンロにかけます。底から火が出ない中火でやりましょう。
・色が玉虫色に変わっていきます。ここからさらに青白くなってきたら火を止めて自然に冷まします。水に当ててはいけません。
・冷ましている間にくず野菜を用意します。キャベツの芯やニンジンの皮など、捨てようと思っていたもので構いません。野菜炒めくらいの大きさに切っておくと良いでしょう。
・フライパンが冷めたら、100mlくらいの油をフライパンに入れて、弱火で熱します。
・フライパン全体に油をいきわたらせます。5分くらい経ったら火を止めて、油はオイルポットに入れます。
・キッチンペーパーで軽く拭いたら、再び火を点けて油を少し入れます。
・くず野菜を5分ほど炒めます。
・野菜を捨てて、たわしで水洗いします。洗剤は使いません。
・空焚きをして水分を飛ばしたら、油慣らしはおしまいです。
工程が多いのですが、ここだけ乗り切ってください。
鉄フライパンの普段の扱い方
普段は、使い終わったらたわしで水洗いして、空焚きをするだけです。面倒でなければ最初の3回くらいまでは使う前に多めの油をフライパンになじませてから調理に入ると、油なじみが早くなります。
普段のお手入れには洗剤は必要ありません。洗剤を使ってしまうと、せっかくフライパンになじんだ油の膜が取れてしまうからです。洗剤を使わないので、実は環境に優しいのも鉄のフライパンの特徴です。
お手入れはたわしがあれば十分です。普段は茶色のパームたわしを使っています。使い終わったらシンクで水を出しながらパームたわしでゴシゴシと水洗いします。あまりにこびりつきがひどい時やフライパンの裏側には金属のたわしを使っても良いです。
洗い終わってすぐに空焚きして冷ましておくだけなので、意外と手間はかからないです。これで私はニトリの鉄フライパンを3年愛用しています。餃子がいつもきれいに焼けるし、熱伝導が良く炒め物が早く仕上がるので、ストレスフリーです。
ニトリの鉄フライパン まとめ
ニトスキからまた注目が集まる鉄のフライパン。最初のお手入れこそ手間がかかりますが、それができればずっと長持ちできます。使うほどに鉄のフライパンの便利さを実感できるでしょう。
お手入れも洗剤を使わないので実はラクなのも特徴です。価格も925円とお手頃なので、フライパン選びに悩んでいる方はぜひ試してみてください!