私が住んでいる地域では、11月くらいのイベントから(産業まつり、神楽、ロードレースなど)餅まきのプログラムがあり、老若男女皆で一生懸命「ここ、ここ!」と投げ手に向かっていいながら一生懸命餅を拾う姿を目にします。
我が家の子達もなかなかの業績で、両手いっぱいに拾って帰ってきます。
また、子供たちを対象とした餅つきも恒例行事で、つきたてのお餅をその場でいただき、更に持ち帰りもできるという美味しい行事です。
このようにいただいた餅を、家族できな粉餅、餅ピザ、などで食べたりしています。
行事でもそうですが、年末になってくると、お餅をご近所様からいただくことも多くなり、お雑煮等はもちろん、餅を食べる機会もぐっと増加します。
食べきれないものは大抵は小さく切って、冷凍庫で保管しているのですが、なかなか日の目を見ることがありません。
そんな時、大家さんから「乾燥させて揚げたらおかきになっておいしいわよ、子供たちも食べやすいはず」と素敵な情報をいただき早速作成してみることにしました。
野菜干しネットで簡単アレンジ
野菜乾燥ネットが100均で売っているということも大家さん情報で入手したので購入するために最寄りのダイソーへ。店内ぐるっとしましたがなかなか見当たらず。
店員さんへ声をかけると、倉庫の中から持ってきてくれました。150円の品でしたが、この値段で購入できるのね、とお得に感じました。
冷凍庫から久しぶりに出された餅たちを、薄くスライスし、一口サイズ(1~1.5㎝角)に切った後、野菜乾燥ネットに入れました。
それを、良く日の当たる洗濯物干しのポールにつるし、後は乾燥するのを待つのみ。夜は玄関に入れ、朝になったらまた出す、を3日ほど続けました。
余談ですが、私は洗濯物ポールにそのままつるしていたので、ネットがやや斜めに傾いており、中の餅たちも一方向に寄っていました。
私が外出して戻ってくると、S字フックが吊るし紐につけられており、上手く平らになっていました。近所の方がしておいてくださったそうです。
今まで都会暮らししかしたことがなかったので、このような近所付き合いをしたことがありませんでしたが、なんて有難い!と思いながら餅がいいころ合いになるのを待っていました。
4日目、餅はカラカラにひびわれし、餅同士が触れても乾いた音が出るようになりました。
野菜干しネットでよく乾燥した餅たち
ウキウキしながらネットを回収し、乾燥した餅たちを取り出し、いよいよ揚げる作業です。
砂糖醤油をあらかじめ準備しておき(別のお鍋に砂糖、醤油+少量の水、で煮立たせておく)、揚がったおかきたちをどんどん漬けては皿にあげていきます。
時々、揚げているときに餅がぼこっと爆発し、膨らみましたが、油のはねに気を付けながら、餅同士がくっつかないように揚げていきました。油をある程度、高温にしないと餅が膨らまないようです。
おかきが美味しく仕上がりました!
学校から帰ってきた子供たちは「餅どうなった~?」と。連日洗濯物干しにぶら下がっていたものがないので気になったのでしょう。
おかきになったよ!と言うとすぐに食べだし、おいし~い!と。連日野菜乾燥ネットを私達家族と共に見守ってくれたご近所さんにもおすそ分けに行きました。
なかなか良くできたじゃない、と本当は主婦歴が私の二倍以上もある方々なので、きっともっと美味しく作れるのでしょうが、一緒になって食べて喜んでくれましたよ。
ダイソーの野菜干しネットのまとめ
今回、ダイソーの野菜乾燥ネットをアレンジ利用して、餅をおかきとして美味しくいただくことができました。
魚や、野菜など、今後も本来の用途としても活躍してくれそうな野菜乾燥ネット、ありがたく思っています。
何より、ぶら下がっていることで、子供たちやご近所さんとも会話のネタになり、より親しくなれた気がしたのが副産物でした。